23年度入試 日大二高がお得

みなさんお元気ですか。もうすぐ12月です。健康に気を付けて頑張ってください。

さて、今回はなにかと話題で人気の日本大学の付属高校の中で、日大付属高校の雄と言われる日本大学第二高等学校(東京都杉並区)について、お得な情報をお届けします。

日大二高ってどんな学校

この高校は、昭和の時代からスポーツでも学力でも日大の付属(特別付属校)をリードしてきた高校です。ただ、平成に入りスポーツの面では一時期の勢いはなくなり、学力の面でも日大習志野や日大三高などが台頭してきて、やや付属高校の中では独占してトップという存在から、トップグループの一つという存在になっています。学校では、古くから日大への推薦ばかりを視野に入れず、他大学受験を積極的に推進し、日大より上位の大学への合格者を一定数輩出し続けています。学校は杉並区天沼にあり、中央・総武線や地下鉄丸の内線の荻窪駅より徒歩15分の場所にあります。校地も広く恵まれた施設の中で学園生活を送ることができます。また、立川市には野球部やラグビー部専用のグランドがあり、現在でもクラブ活動に打ち込む環境は整っています。卒業生には、松坂慶子さんや伊藤蘭さんをはじめオードリーの2人やおのののかさんなどバラエティに溢れた方々がいらっしゃいます。

一般入試の偏差値は66!

この高校は一般入試の偏差値が各情報誌等によると66あたりで記載されていることが多いです。おそらく、それは間違いないと思います。この高校は、受験日の日程の関係から、都立上位校や私立上位校のすべり止めとして人気のある高校です。受験日程の関係だけからでなく、高校自体も昭和の時代から半付属化し、男子部女子部という形ではありましたが、女子の募集を昭和の時代から行い、やがて共学化して今日まで至っています。その関係で、第一志望というよりは上位校のすべり止めとして受験する人も結構いるので、一般入試の偏差値が高めに出る傾向があります。

一般入試はA受験の方がお得!

また、一般入試もAとBに分かれていて、Aは合格発表後すぐに学費を納めなくてはなりませんが、Bは都立高校の合格発表まで学費を納めるのを待ってくれますが、その代償としてBの方がAより15点から20点ほど合格最低点数が高いです。この差は偏差値で言えば3~5程度の違いがあると言っても過言ではありません。ですから、一般入試もBで合格するのが66ならば、Aで合格するなら62程度で合格することができるわけです。

日大二高の推薦入試はここがお得!

さて、前振りはここまでとして、日大二高の推薦入試について考えてみたいと思います。日大二高の推薦入試の出願基準は、9科35以上、5科20となっています。この推薦基準は偏差値的にはワンランク下と思われている日大鶴ケ丘や日大桜丘とほぼ同じか、コース(特進)によってはそれより下なのです。それだけでなく、さらに偏差値的にツーランク下であると思われる日大豊山や日大一高ともあまり変わらないのです。

適性検査がない

さらに、日大二高の推薦入試では、適性検査がありません。適性検査があるかないかは推薦入試受験生にとっては大きいことです。(作文はあり点数化されます)

推薦入試の選考方法

ただ、日大二高の推薦入試は推薦基準を満たしても合格を確約しているものではありません。受験生の内申点、作文、資格、特別活動の記録などを基に序列化し、上位から合格者数までの受験生が合格になる選考方法です。

推薦入試の不合格者は少ない!

しかし、過去5年間の推薦入試で、2018年度入試で1,2倍の倍率がでましたが、それ以外の年度はすべて1、0倍でした。つまり2018年度以外は全員合格でした。ちなみに、推薦入試不合格者が一般入試をA受験した場合には、A受験者の平均点の15%を加点してくれるそうです。たとえば2022年度で考えると、181点が合格最低点でA受験者の平均点が185点だったので、その15%の27点(少数切り捨て)を加点してもらえるので、推薦不合格者がA受験を再受験すれば、154点を獲得すれば合格となっていたことになります。これは大きな加点です!(だってB受験だったら196点が合格最低点で、それぐらい取れる人の偏差値が受験情報誌なんかに出ているこの学校の偏差値66ですから・・・A受験で推薦不合格者する人の偏差値は・・・・60ないかも・・・ってこともありえますよね・・・)

ちょっと待って!他の日大付属と変わらない?

つまり、日大豊山や日大第一というと偏差値57程度の高校です。その高校の推薦入試とほぼ同じ基準で偏差値66程度の日大二高に合格できるのです。

安心して入学しましょう!

最後に入学すると偏差値66程度の優秀な同級生と机を並べて落ちこぼれるのではないか・・・と心配している人・・・そんな必要はありません!なぜなら一般入試で合格している人は偏差値66あたりが多いですが、実際に入学してくるのはAで受験してAの基準で合格している人がほとんどだからです。具体的には、2022年度でしたら、高校入試を経ての入学者224名の内訳は推薦入試合格者108名、A受験合格者103名、B受験合格者13名(B合格者は49名でしたので、約74%のB受験合格者が入学辞退者)でした。つまり、B受験合格者が入学してくるのは全体の1割にも満たないのです。最初に書きましたが、AはBより15点から20点ほど合格最低点数が低いのです。ですから、予想するに一般入試で入学してくるのは偏差値62程度の合格者が中心になります。そして日大二中からの内部生については、中学入試経験者ですから本気を出せば学力が高くなる可能性を秘めた生徒はいますが、大半は中学3年生の2月の時点で、一般入試では日大二高には合格できる学力に至っていない状態で高校に入学してきます。どうぞ合格したからには安心して入学してください!

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