5月中旬になりましたね。受験勉強もいよいよラストスパートに入ってきましたね。体調に気を付けてがんばってください。

さて、今回は大学の系列(付属か準付属か系属かなどひっくるめて)の高校であるのに、今はやりの半付属(一定数が系列大学に進学し、それ以外が他大学受験等)でもなく、ほとんど系列大学へ進学しない高校について書きます。なお、高校より入学ができる高校のみ記載しました。高校より募集していない高校については載せていませんのでご了承ください。また、国公立大学の付属高校についても優先枠が若干もしくは皆無なので載せてきません。
〇帝京大学高校(八王子市)
聖蹟桜ヶ丘からバスで15分程度の場所にある帝京大学の付属高校です。帝京大学八王子キャンパスの近くにある高校なのですが、ほとんど帝京大学に進学しません。ほとんどの卒業生が国公立や難関私立大学から中堅私立大学に進学しているようです。じゃあどうして帝京大学高校となのっているの?と疑問もあるかもしれませんが、学校全体で他大学受験を前提に進学指導をしているようです。
〇日本工業大学高校(目黒区)
井の頭線の駒場東大前にある日本工業大学の付属高校です。平成3年より募集を中止した工業系の学科の卒業生は、日本工業大学へ優先入学する予定で教育を行っていますが、現在募集しているのは普通科のみになり、他大学受験を前提とした進学校になりました。かつては東京工業高校として、多くの卒業生が日本工業大学へ進学していたのですが、工業系の学科の生徒たちが卒業してしまうと、日本工業大学への進学はほとんどいなくなってしまうと思います。
〇拓殖大学第一高校(武蔵村山市)
西武線、多摩都市モノレールの玉川上水駅にある拓殖大学の付属高校です。ここ数年は拓殖大学への進学数が1割を切ってしまっています。現在は学校全体で他大学受験を前提に進学指導をしています。他大学進学指導は功を奏しているようで、年々進学実績が上がっているようです。かつては西武線の花小金井駅の近くに所在していて、拓殖大学に相当数が進学していて、それがこの学校の特色でもあったのですが・・・。
〇武蔵高校(練馬区)
西武池袋線の江古田駅もしくは都営大江戸線の新江古田駅から徒歩5分程度の場所にある高校です。親大学の武蔵大学の敷地内にあり、武蔵大学へ優先入学する制度はあるようなのですが、ほとんど利用する卒業生がいません。東京大学をはじめとした難関大学へ進学する卒業生が例年多いです。これは昭和の頃から今日まで続いており、特に昭和から平成初期にかけては、東京大学への進学者数においては、開成高校や麻布高校といつも競い合っていた程、他大学進学熱の強い学校でしたが、別に学校を上げて進学指導をしているというよりも、他大学(とくに東大をはじめとした難関大学)受験を自主的にしたい目的意識の高い生徒が集まっている学校・・・という印象が強いです。なお、高校からの募集は現在行っていません。