23年、明大中野推薦入試の結果

みなさ23年度入試もようやく終わり、いよいよ4月からの高校入学やその他の新生活を迎える今日頃ごろですが、いかがおすごしでしょうか。

さて、GMARCH大学の付属高校の推薦入試は、志望者にとって人気ですが、明治大学の付属の高校の一つで、23年度いわゆる学力型(正式には総合型)の推薦入試が行われましたので、結果と分析と展望について述べたいと思います。

これまでは推薦入試はスポーツ推薦のみ行われていた明治大学付属中野高校の入学試験ですが、今年度から総合型の推薦入試が行われるようになりました。初年度ということもあって、よほどの第一希望者以外は、ふたを開けてみないと分からない入試なので、出願に躊躇した受験生や保護者もいたかもしれません。

ということで、ふたが開きましたので、今年度の結果についてお知らせするとともに、個人的に独断と偏見で簡単な分析をしてみたと思います。

【結果】

推薦(総合型)入試、出願者102名、欠席者0名、受験生102名、合格者35名です。倍率は約3倍でした。

【出願条件と選考内容】

この総合型の推薦入試に出願するには、内申点が9科37以上かつ5科21以上が必要で、推薦入試当日は適性検査(国語、数学、英語)と面接がありました。

【その他】

推薦受験不合格者が一般入試を受験する際は5点加点及び繰り上げ合格者決定時に優遇される特典が与えられました。

【分析】

明大明治及び明大中野八王子の推薦入試の倍率も例年3倍前後で行われていることを考えると、初年度の明大中野の総合型推薦入試についても、他の明大系列校とほぼ同程度の倍率で行われたこということが言えます。しかしながら、明大明治については男子の倍率は女子より若干低いことや、明大中野八王子が推薦入試が他校の推薦入試との併願(1月23日実施)がしやすい日程であることを考えると、明大中野の倍率は思ったより、若干高い倍率であったと考えることもできます

なお、明大明治の学業推薦の出願基準は9科38かつ5科22で、明大中野より各1ずつ基準が高いこと、明大中野八王子の出願基準は9科34以上で、一般入試での加点が明大中野の5点より多く、例年推薦入試不合格前提で一般入試での加点目的で推薦受験する受験生が多いということも加味して考えると、一概に3校の推薦入試について比較することは難しいことも付記します

【展望】

24年度入試以降について予想すると、ほぼ3倍程度もしくはそれ以下の倍率で落ち着くのではないかと思われます。ただし、今後、明大中野から明治大学への進学率が現在の8割から9割以上に上昇したり、明大中野が共学化したりするなどの変化が見られた場合には、倍率も難易度も、また出願基準も上昇するものと思われますので注意が必要です。しかしながら、現在のところ共学化する情報はありませんし、2026年に開校する明大世田谷高校と受験層の取り合いが予想されることなどを考慮すると、しばらくは今年度と同程度の入試状況になると予想します。

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