悩む・・・東京実業と大森学園

11月も終盤に差し掛かっていますが、いかがお過ごしでしょうか。





さて今回は、大田区の東京実業高校と大森学園高校について考えてみたいと思います。この2校は、実務系の高校としての長年教育活動をされてきた学校ですが、平成から令和にかけて、学校改編を行って、普通科の進学教育に力を入れてきている学校です。また地理的にも大田区南部の学校ということから、共通点も多く今回は双方を比較しながら検討してみたいと思います。

【通学】

東京実業は、JR京浜東北線、東急池上線・多摩川線の蒲田駅から徒歩3分の場所にあります。京浜急行の京急蒲田からも徒歩圏内です。大森学園は京浜急行の大森町駅から徒歩5分、平和島駅から徒歩8分の場所にあります。JR大森駅や蒲田駅からもバスで通学することができます。

【進路】

東京実業は大学・短大に約44%、専門学校に約35%、就職が約16%、その他約5%となっています。大森工業は普通科はほぼ全員が大学等へ進学します。工業科は大学約30%、専門約28%、就職約42%です。

【部活動】

東京実業は部活動が盛んにおこなわれています。野球部やサッカー部もがんばっていますが、都内でも珍しい、レスリング部があり強豪です。文化部では、マーチングバンド部も活躍しています。大森学園も活発に活動しているようです。野球部出身者がプロ野球界入りしている(BCリーグ)ようです。

【入試】

両校とも推薦入試及び一般入試を行っています。東京実業の推薦基準は公表されていないので、中学校の先生に確認が必要ですが、おおむね文理が3科8、9科28ビジネスが3科6、9科26、機械が3科6、9科24、電気が3科6、9科24、ITが3科8(数学は33以上)、9科27あたりだと思われます。大森学園の推薦入試の基準は、大森学園の国立が5科21もしくは英検2級、選抜が5科17もしくは9科31もしくは英検準2級、総合進学が5科15もしくは9科27もしくは英検3級もしくは英語4、工業が9科22です。東京実業の偏差値は、文理44(探究・総合)、ビジネス43、機械41、電気41、IT41です。大森学園の偏差値は、国立58、選抜50、総進45、工業39です。なお、大森学園の工業科は男子のみ募集なのでご注意を。

【所感】

普通科ははっきりと大森学園の方が難しいです。また大学合格実績も東京実業に比べて高い合格実績を上げています。ですので、大学進学を目指している人は、大森学園に入れる成績をもっているなら、大森学園に入った方が・・・と思います。しかしながら、部活動や大学以外の進路も視野に入れている人、普通科でない科の希望の人は、学校見学をしてみて、自分にあっている方の学校を選ぶといいと思います。この2校は、他の高校と併願で受験する人も多いと思われますので、併願で受験する人も、中学校や塾の先生の安易な言葉に簡単に決めてしまうのではなく、よーく検討して作戦を立てて、受験校を絞ってください。

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