悩む・・錦城高校と拓大一

10月ももうすぐ終わりですね。第一志望だけでなく併願校も検討して万全の受験をしてくださいね。

さて、今回は錦城高校と拓殖大学第一高等学校について検討していきましょう。両校とも東京西部にある共学の私立学校です。以前は拓大一が花小金井、錦城が小平と隣駅の学校として、新興住宅の多い西武線沿いの偏差値58から偏差値62程度の生徒の受け皿(併願受験者が多かった?)として人気の学校でした。現在はコース制や共学化などや系列大学にこだわらない進学指導などの変化で人気の進学校になり第一志望で入学する生徒も増えおり、合格者偏差値もコースごとに違いますが、進学コースが錦城が65、拓大一60、特進が錦城が68、拓大一が67程度に上りました。また、推薦入試の基準は錦城が5科22(進学は別途試験にて選抜)です。拓大一は特進3科14と5科23、進学3科12と5科20です。では、一緒に考えていきましょう。

【進学】

錦城高校は系列の大学がありませんが、卒業生のほぼ全員が大学受験をしています。長年の進学実績があり、指定校推薦も上位大学から中堅大学まで豊富な枠が来ているようですが、大半は一般受験で大学受験をします。近年はコース制を導入して大学合格実績も年々上がっている印象です。一方、拓大一高は拓殖大学の付属高校です。しかし、ここ数年は1割未満の卒業生しか拓殖大学に優先入学していません。かつては半数近くの生徒が拓殖大学へ優先入学していましたが、近年は他大学進学希望者が増え、また他大学合格実績も上がり、ますます学校全体で進路指導方針を大学受験前提にシフトチェンジしています。ちなみに拓殖大学は文京区の茗荷谷と八王子にキャンパスがあります。商学部、政経学部、外国語学部、工学部、国際学部のある大学です。

【通学】

錦城高校は、西武新宿線小平駅から徒歩15分程度の場所にあります。小平は新宿や高田馬場駅から約30分程度で到着する駅です。一方、拓大一高は西武拝島線、多摩都市モノレールの玉川上水駅から徒歩3分程度の場所にあります。

【施設】

錦城高校はまあまあ広めの校地にグランドや校舎など一通りの施設が揃っています。一方、拓大一高校は玉川上水駅付近に移転して間もないのできれいなキャンパス(プリンスホテル野球部グランド跡地)に一通りの施設が揃っている学校です。どちらも甲乙つけがたいですが、拓大一のほうが新しめ・・といえます。

【部活動】

部活動は両校とも盛んにおこなわれていますが、かつてのような好成績はあまり出ていないようです。ちなみに拓大一高校野球部は1994年に選抜甲子園に出場しています。

【OB】

両校とも多くの有名人を輩出しています。錦城高校は、タレントの所ジョージさん、拓大一高は俳優の宇梶剛士が出身者として有名です。ちなみに所ジョージさんは高校は錦城高校ですが、大学は拓殖大学です。

【所感】

この2校は、併願校として人気のある学校です。過去も現在も近隣都立上位もしくは中堅校や私立の人気校との併願受験をする人が多い学校です。ですから、受験情報誌には高い合格者平均偏差値がでますが、実際の入学者はそれよりすこし低い生徒が多い現状があるようですが、近年両校とも合格者の学力が上がっています。西武線沿いの中学校の先生たちが、特に志望校のない生徒や都立高校上位から中堅の志望者に、この学校の受験を勧めることが多いらしく、併願推薦で受験する生徒も多い傾向があるようです。しかし、個人的にはラッシュの電車に乗ることを我慢できるなら、東京西部に住んでいても、新宿やそれより東や南や北の学校に通学できることができるので、中学校の先生が勧めるからという安易な気持ちで受験したり入学したりするのはどうかとは思います。それでも、本当に、錦城高校や拓大一高校の学校の雰囲気や卒業後の自分像を見すえて真剣に考えて、この学校を受験したいという人に受験してもらいたいです。で、結論として大学受験で一発上位校合格のために頑張りたい人は錦城高校拓大を抑えとして、上位大学やGMARCH以上の大学に合格したい人は拓大一高を受験するのがいいと思います。とにもかくにも、広い視野で首都圏のいろーーーんな高校を見学してみてくださいね。

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