勉強、進んでいますか。
今回は、悩むシリーズとして、日本大学鶴ケ丘高等学校(杉並区)と専修大学附属高等学校(杉並区)について独断と偏見で考えてみたいと思います。


最初に、日大鶴ケ丘高校ですか、コースが2コースに分かれていますが、普通コースについては、9科35程度の内申で推薦入試が合格できます。この基準は、専大附属も同様の9科35程度の内申で推薦入試が合格できますので、今回は普通コースを中心に比較していきたいと思います。
さて、入学難易度については差がほとんどない両校ですがそれ以外の部分についてはどうでしょうか。
【男女比】
両校とも、6:4程度で若干男子の方が多くなっています。ちなみに専大附属ですが、募集数は7:3で男子の方が多いですが、実際に入学する女子が多く、年度によっては半々という比率になることもあります。
【制服】
両校ともにブレザーです。日大鶴ケ丘は紺のブレザーです。専大附属は緑のブレザーです。スクールカラーは日大鶴ケ丘はピンク色、専大附属は緑色です。これは大学のスクールカラーと同じです。
【通学】
日大鶴ケ丘は、京王線・京王井の頭線の明大前から徒歩10分程度です。専大附属は隣の京王線の代田橋駅か京王井の頭線の永福町駅から徒歩15分程度です。また専大附属は丸の内線の方南町駅からも徒歩15分程度で通えます。
【進学】
日大鶴ケ丘は普通コースも最近は特進コースの影響で他大学受験生が増えているようです。またスポーツ推薦で入学していると思われる生徒もいて・・・普通コースから他大学に進学する生徒・・・というケースもあるようですが、7割程度が日本大学へ進学しています。他の日大附属に比べて生物資源科学部への進学者が多い特色があります。一方専大附属は、ここ数年は9割程度が専修大学へ進学しています。他大学受験クラスは、徒歩3分程度別校舎で学習するそうですが、選抜されたメンバーで構成されるため希望者全員が他大学受験クラスには入れないそうです。
【施設】
日大鶴ケ丘高校は、本校舎から徒歩3分程度の場所に人工芝の総合グランド(野球・サッカー・アメフト)及び合宿ができる施設、さらに本校舎には温水プールやテニスコートなど体育施設を中心に恵まれています。一方専大附属高校は校舎を建て替えして日が浅く、大変きれいでインテリジェンスな校舎ですが、校庭はテニスコート2面ほどで小さく、プールはありません。敷地も大変狭く、野球部をはじめ多くの運動部は他の施設を借用して練習をする日も少なくないようです。
【部活】
日大鶴ケ丘は、野球部が3回も甲子園に出場したり、アメフト部が全国優勝したりと運動部(空手部や水泳部など)を中心として輝かしい実績を残している部活が多いです。専大附属はどの部も東京都内ではそこそこ健闘するが、これと言って全国レベルの部活はないようです。ただ、男子バスケットボール部がウィンターカップに2回(1回は数年前)ほど出場していたり、ラグビー部が3回全国大会で準優勝したりと・・・まあ古豪であるのは確かなので、時々「え!すごい!」という奇跡もまれにあるかもしれませんが・・・。
【系列大学について】
日本大学は文系、理系ともに幅広い学部を有する総合大学です。専修大学も総合大学なのですが、文系の学部しかありません。(石巻専修大学には理系がありますが、宮城県にあって、ここ数年進学者はいません)大学のキャンパスですが、日大は学部ごとにキャンパスが分かれてしまいますが、例えば、文系では、法学部と経済学部は千代田区の水道橋駅付近、商学部は世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅付近、文理学部は世田谷区の桜上水駅付近となります。理系では、理工学部は千葉県の習志野市と千代田区のお茶の水付近、生産工学部は千葉県の習志野市や船橋市です。また、文系・理系ともに行く可能性のある生物資源科学部は神奈川県藤沢市の六会というところです。ほぼ、首都圏にありますが、工学部は福島県郡山市、国際関係学部・短期大学部は静岡県三島市にありますので、ご注意を。専修大学は、法学部と商学部が千代田区の神保町駅、他はすべて神奈川県川崎市の生田です。最寄り駅は向ケ丘遊園駅です。
【所感】
まあ、この2校は場所も近く(徒歩10分程度)、入学難易度もほとんど変わらない(若干鶴ケ丘の方が高いイメージもないわけではないが)ので、付属校であるので、系列大学への優先入学がこの2校の特権なので、将来的に日本大学へ進学したいのか、いや専修大学に進学したいのか、というところが選択の決め手になってくると思われます。独断と偏見でいうと、高校生活を派手に演出したいタイプは日大鶴ケ丘・・・地味に堅実に歩みたい人は専大附属・・・というイメージをもってます。ぜひ学校見学に行って自分に合っている方を選んでください!