受験勉強は順調ですか。
さて、悩むシリーズですが、今回は専修大学附属高等学校(杉並区)と駒澤大学高等学校(世田谷区)です。


この2校は、卒業生の多くが系列大学に進学する付属高校として運営されている学校です。両校とも、かつては男子校でしたが、現在は共学校として運営されています。
では、この2校について一緒に考えていきたいと思います。
【入試難易度】
推薦入試の基準は、ともに5科20以上、で9科が専大附属男子33以上女子34以上ですが。駒大高校男女ともは9科34ですので、駒大高校が若干基準が高いですが、駒大には9科で特例措置による救済措置が相当あり、9科32でも出身校の場所や資格の持ち主は基準を満たしたと認められたり、要項には書いてないスポーツ推薦が結構いたりするので、ほぼ同レベルです。一般入試では、偏差値60前後でほぼ合格できると思われますが、専大附属は併願推薦が確約でなく加点ですので、専大附属の併願推薦の方がやや厳しいです。
【制服】
専大附属は緑色のブレザーの制服です。駒大は男子は詰め入りの学生服ですが、女子はブレザーです。
【通学】
専大附属は、京王線の代田橋駅、京王井の頭線の永福町駅、丸の内線の方南町駅から徒歩15分程度です。駒大高校は東急多摩川線の用賀駅、桜新町駅から徒歩15分程度の場所にあります。
【進路】
専大附属は卒業生の9割が専修大学へ進学します。一方、駒大高校は卒業生の7割が駒澤大学へ進学します。専修大学も駒澤大学も文系学部しかありません。(石巻専修大学は理系がありますが、宮城県にあります。)
【宗教】
専大附属は学校自体は特に宗教的な教育は行っていません。一方、駒大高校は仏教の教育を行っています。週に1回座禅をしたりする授業があるそうです。
【施設】
両校とも、けっして広いとは言えない校地の中で学んでいます。なお、駒大高校は同じ世田谷区内に大学があるので、大学施設を頻繁に使用している部活動も少なくないそうです。ちなみに野球部は神奈川県厚木市に専用の野球場があるそうです。
【部活動】
甲子園出場のある野球部をはじめ、全国レベルのサッカー部など駒大高校は部活動が盛んにおこなわれているようです。専大附属は都内の大会では、そこそこ活躍する部活動が多いようですが、男子バスケットボール部だけは、その中でも都代表を争えるレベルだそうです。
【所感】
この2校とも専大と駒大に進学する人が多いので、要は専大に行きたいか、駒大に行きたいかが、選択の大きな決め手となると思います。大学は、法学部、経済学部、経営学部、文学部は両校ともあります。商学部は専大のみにありますが、駒大も経済学部の中に商学科がありますので、商学の勉強をすることはできそうです。なお、宗教も絡んでいることですから、仏教は・・・という人は、駒大高校への進学はやめた方がいいかもしれません。まあ週1回くらいは・・・という人は我慢出ると思いますが・・・。