さあ、そろそろ具体的な進路選択の時期になってきたと思います。
ここからは、シリーズ『悩む』として、いくつかの受験生を悩ませる受験校選びについて、参考となる情報を独断と偏見でお伝えします。
今回は、日本大学鶴ケ丘高校と日本大学櫻丘高校についてです。
【学力】
推薦入試及び一般入試とも、ほぼ同じくらいの基準で合格できる学校です。若干日大鶴ケ丘の方が、基準が高い印象がありますが、ほぼ同じです。内申点は、総合コースもしくは普通コースは9科35、5科20をひとつの目安にしてください。

【進学先】
両校とも日本大学へ卒業生の約6割程度が優先入学しています。鶴ケ丘高校、もともと農獣医学部(現在の生物資源科学部)、櫻丘高校は、もともと文理学部の関係が深い学校であったので、それぞれ上記の学部には、やや優先入学がしやすいようです。ここ最近の傾向としては、特別進学コースなるものが創設し、他大学受験にも力を入れ始めています。他大学受験については、コース制を少し早くから取り入れている鶴ケ丘の方が実績が若干良いと考えられます。

【部活動】
鶴ケ丘高校は全国レベルの活躍している部が多いです。例えば甲子園に3度出場している野球部や、全国優勝経験のあるアメリカンフットボール部、その他空手部なども活躍しているようです。一方櫻丘高校もかつては全国レベルで活躍していた部活(野球部など)もあるのですが、最近はのんびりと楽しくかつ厳しくそれなりに部活動をやっているようです。ただ、鶴ケ丘高校について、特に野球部などは・・・一般入試では入部しても・・・あまり試合にでれないという噂もありますので、よく事前に相談した方がいいです。
【通学】
鶴ケ丘高校は、京王線と井の頭線の明大前駅から10分程度の場所にあります。櫻丘高校は、京王線の桜上水駅もしくは京王線と世田谷線の下高井戸駅から10分程度の場所にあります。世田谷区や杉並区の生徒は自転車で通学してくる人も多いようです。

【所感】
かつては、鶴ケ丘高校は共学、櫻丘高校は別学だったので、それが大きな決め手となって選びやすかったのですが、今はどちらも共学、どちらもコース制をとり、他大学受験にも力を入れ始めている体制になり、本当に甲乙つけがたいので、あとは学校の雰囲気で選ぶしかないと思います。
のんびりした雰囲気が好きな人や世田谷区民やその周辺の受験生は・・・櫻丘高校
活発な雰囲気や杉並区民やその周辺の受験生は・・・鶴ケ丘高校
ってな感じで選んでみたらいかがでしょうか?