明治学院の系列の高校と言えばこの2校が東京都にはあります。もちろん2校とも明治学院大学への優先入学ができる高校です。両校とも男女共学の高校で、明治学院大学への推薦基準は上位3割が書類選考のみ、上位8割が付属推薦入試のみで優先入学できます。この基準は明治学院と明治学院東村山ともに同じです。

しかし、この学校の受験層や受験難易度などは、結構違いがあります。独断と偏見で言わせてもらうと、明治学院高校は人気の高校、明治学院東村山高校はお得な高校です。その要因を探りつつ、この2校の特色を踏まえ、どちらの学校を受験するか・・・一緒に考えてみましょう。
【明治学院高校の人気の秘訣は】
〇オシャレな白金にある
シロガネ―ゼといわれるセレブが大勢住む閑静な住宅街に学校あるので人気があります。大学も同じ敷地にあり、オシャレなチャペルもあります。
〇男女共学の学校です。
オシャレな生徒が大勢いると噂です。卒業生にはアルフィーの3人組がいます。
〇半付属校である。
今人気の半付属高校です。明治学院大学には上位8割が進学できますが、実際には半分弱しか進学しません。半分以上は難関大学を受験し合格しています。
〇高校入学生のみである。
この学校は高入生のみの学校です。全員が同じスタートラインから始まります。
〇推薦入試の倍率が高いが面接のみである。
推薦入試が2段階方式で、書類選考通過者のみが面接のみで合否が決まります。書類選考を通過するとまず、面接で落ちることはありません。ちなみに書類選考で不合格になっても、一般入試で加点があります。その加点狙いの推薦入試出願者が大勢います。
〇一般入試の合格者の平均偏差値が高い。
受験情報誌によると一般受験の合格者平均偏差値は67程度です。GMARCHの付属高校とほとんど変わりません。成蹊高校と並んで半付属の高校として、このクラスでは人気の学校です。
【明治学院東村山高等学校のお得な秘訣】
〇白金の明治学院高校と系列大学への推薦基準が同じ
白金と同じで、上位8割以上が推薦で系列大学に進学することができます。
〇グランドが広い
野球場、サッカー場、ラグビー場があります。すべて人工芝です。また校地自体が広くのびのびとした高校生活が送れます。
〇入試難易度が明治学院高校より低い
偏差値にすると約5程度低い合格者の偏差値です。別に学校の中身が悪いわけではありません。おそらく、高入生のみでなく中学校からの進学者が約半数いること(明治学院中学校が併設されています)や東村山市という場所にあり、西武線の小川駅という割とマイナーな駅が最寄り駅であるというマイナス要素がその理由と思われますが・・・。
〇推薦入試や一般入試で様々な優遇措置がある。
推薦入試の基準に若干満たなくても、資格試験や課外活動で救済されたり、推薦入試不合格者(書類推薦不合格者)や第一志望者に一般入試で加点したり、スポーツ推薦入試を実施したりと入試での様々な優遇措置があります。
〇卒業生に加藤シルビアがいる。
卒業生には、TBSテレビのアナウンサー加藤シルビアさんがいます。加藤さんは系列大医学でなく、お茶の水女子大学へ進学されています。まさに半付属高校の出身者と言う感じの進路ですね。
個人的には、学力に自信があり、他大学進学を視野に入れて高校生生活を送りたい人は、明治学院高等学校の受験がいいと思います。逆に学力にそんなに自信がなく、大学は系列大学に行くことを積極的に考えてみたい、部活でがんばりたい、東京の西部もしくは埼玉県が近い・・という人は明治学院東村山高校への受験がいいと思います。まあ私は結構ビビりなんで、偏差値の低い東村山高校を受験しますが・・・明治学院中学校出身者とうまくやっていいけるか・・・を考えると・・・うううんん難し選択ですね!