早慶の付属の併願パターン

早稲田大学、慶応大学の付属です。早稲田大学、慶応大学は大学野球や大学ラグビーなどあらゆる面でライバル校として切磋琢磨しあう学校ですが、受験生にとっては併願校として両方受験する人も少なくありません。まして付属高校の場合は、限りある受験日程の中で、早慶のどちらかへの近道のできる高校への切符を手にするために、どっちがどっちとも言っていられません・・・とにかく、複数ある早慶の付属高校の入試の特徴を把握して作戦をたて、合格という栄冠を勝ち取ってください!なお、記載の日程などは2021年度のものを参考にしています。2022年度以降は必ず募集要項などを確認してください。

早稲田大学高等学院(推薦1月22日、一般2月11日

東京都練馬区にある学校で、男子校です。西武新宿線の上石神井駅から徒歩10分程度で到着します。推薦で100名、一般で260名を募集します。推薦入試の出願基準は内申点9科40以上です。書類審査と個人面接で合否が決まります。中学校での活動実績が書類審査の対象になっていますので、部活動の先生に相談して、合格の可能性を探るといいと思いますが、慶応高校や早実の程の部活動の推薦と連動した形での・・いわゆるセレクション的な・・実態はないように思われますが・・・。一般入試は国・数・英、小論文で合否が決まります。偏差値は74です。個人的には早稲田大学の付属で一番お勧めの高校です。入試もかつては複雑でしたが、今はシンプルになりました。また、大学の進学の際の学部選択も系属高校に比べて優遇されていると思います。ただ、慶應志木高校の2次日程と重なってしまっているのが残念です。

早稲田大学本庄高等学院(推薦1月22日 一般2月9日)

埼玉県の本庄市にある高校です。男女共学です。JRの本庄・寄居よりスクールバスもしくは東北・上越新幹線の本庄早稲田駅から徒歩13分です。推薦入試で95名(男子45名、女子30名、帰国20名)、一般入試で195名(男子100名、女子70名、帰国25名)を募集します。ここでは帰国生の入試については割愛させていただきます。推薦入試は出願基準が2年次9科38以上、3年時9科40以上です。自己推薦の形式で、書類選考通過者が個人面接行い合否が決まります。一般入試は国・数・英で合否が決まります。偏差値は74です。ここも早稲田大学の学部への推薦枠が優遇されている点や男女共学や高校入学生のみみ等・・人気要素が多い学校なのですが、なにせ場所が埼玉県の中でも東京からはかなり遠い本庄市にあるので・・・通学時間を相当覚悟することが難点な学校です。ただ、一般入試日程はどの早慶の付属とも重ならないので、体力・気力に余裕のある人はぜひ受験したい学校です。

早稲田大学系属早稲田実業学校高等部(推薦1月22日、一般2月10日)

東京都国分寺市にある学校で、共学の高校です。JR・西武線の国分寺駅から徒歩10分程度の場所にあります。推薦で60名(スポーツ・文化50名、指定校10名)、一般で120名(男80名・女40名)の募集です。推薦のスポーツ・文化の出願基準は、スポーツや文化活動での顕著な活動歴と内申点が1年、2年、3年12月次の評定の合計が94以上です。また、競技などが特定されていますので、募集要項参照の上、中学校の部活の顧問やクラブチームのコーチなどに高校と連絡をとってもらい合格の可能性について問い合わせをしてから受験することをお勧めします。一般受験は、国・数・英の学力試験です。偏差値は73です。ちなみに入学すると6割以上が初等部、中等部上がりの方々です。さらに50名がスポーツ・文化推薦ですから・・・高校一般入試での入学生は3割程度になります。学院や本庄に比べて推薦学部が悪いのですが・・・一般入試の高入生はそんなに心配しなくても・・・大丈夫だと思います。ちょっと心配なのは偏差値は高いけど、内申を取るのが苦手な人は、もしかすると希望の学部へは入れないかもしれません。(まあ、所沢もいいところですよ!)

慶応女子高等学校(推薦1月22日、一般2月10日)

東京都の港区にある学校で女子校です。JRの田町駅または地下鉄の三田駅から徒歩10分程度の場所にあります。推薦入試は20名、一般入試は80名の募集です。推薦入試の出願基準は内申点が9科42以上で理科と社会が5であることです。推薦入試では、適性検査と面接と書類審査で合否が決まります。一般入試では国・数・英と作文と書類審査で合否が決まります。偏差値は75です。高校入試の私立女子の最難関と言われる入試で、激戦です。

慶應義塾高等学校(推薦1月23日、一般1次2月10日・2次2月13日)

神奈川県横浜市にある男子高校です。東急線の日吉駅から徒歩5分程度で到着する学校です。推薦で40名、一般で330名の募集です。推薦では、内申点9科38以上かつ運動・文化活動で顕著な活躍があることが出願条件です。推薦では書類選考の通過者が、面接・作文で合否が決まります。一般入試では、国・数・英の学力試験の通過者が面接を受けで合否が決まります。推薦入試の受験については、中学校の部活動顧問やクラブチームのコーチなどに相談して、高校と連絡を取り合い合格の可能性について十分に把握してから受験したほうがいいと思います。また一般入試の面接で不合格になる可能性がありますので、面接の対策もしっかりして受験することをお勧めします。偏差値は74です。ちなみに入学すると同級生の約半数は幼稚舎や中等部、普通部上がりの方々です。

慶應義塾志木高等学校(推薦1月23日、一般1次2月7日・2次2月11日)

埼玉県志木市にある男子高校です。東武東上線の志木駅から徒歩10分程度の場所にあります。推薦入試で40名、一般入試で190名を募集します。推薦入試の出願基準は、9科38以上です。書類審査に通過すると面接をうけて合否が決まります。一般入試は、国・数・英の学力試験に通過すると面接を受けて合否が決まります。偏差値は74です。ここは高校からの入学者が多いことや、入試が割とシンプルなので、個人的には慶應の付属はここが無難な気がします。部活動や派手な高校生活を謳歌したい人は横浜の慶応高校や早実を選ぶ人がいますが・・・いろんな意味でここをお勧めしたいと思います。はい。ただ、個人的に早稲田の付属で一番お勧めしたい早大学院の入試日と重なってしまい、1次通過者は早大学院との併願ができないのが残念です。しかし、早稲田命というのではなかったら、ここの1次に通過したのなら慶應志木の2次の受験をお勧めしますが・・・。

慶應義塾湘南藤沢高等部 

帰国生と全国枠の入試のみなので、割愛させていただきます。

【受験日程】

1月22日 早大学院(推薦)、早大本庄学院(推薦)、早実(推薦)、慶応女子(推薦)

1月23日 慶応(推薦)、慶応志木(推薦)

2月7日  慶応志木(一般1次)

2月9日  早大本庄(一般)

2月10日 早実(一般)、慶応女子(一般)、慶応(一般1次)

2月11日 早大学院(一般) 慶応志木(一般2次)

2月13日 慶応(一般2次) 

【I love 大隈重信パターン(何が何でも早稲田の付属)】

1月22日 早大本庄推薦

2月9日 早大本庄一般

2月10日 早稲田実業

2月11日 早大学院(女子はすべり止めで明大八王子か中大高校)

2月12日 すべり止め 男子は青山学院、明大明治、明大中野・法政国際あたり・・が無難 女子は青山学院、明大明治、法政国際あたり・・・が無難

【男は黙って早慶!パターン(早慶のどこかに受かりたい男子)】

1月22日 早大本庄もしくは慶応志木推薦

2月7日 慶応志木一般1次

2月9日 早大本庄一般

2月10日 早実一般

2月11日 慶応志木一般2次(慶応志木1次不合格なら早大学院)

2月12日すべり止め明大中野

【とりあえず早慶で女を磨く!パターン(早慶のどこかに受かりたい女子)】

1月22日 早大本庄推薦(学力に相当自身のある人は慶応女子推薦)

2月9日  早大本庄一般

2月10日 早実一般(学力に相当自身がある人は慶応女子)

2月11日 すべり止めで明大八王子か中大高校など

2月12日 すべり止めで青山学院、明大明治、法政国際など

【I love 福沢諭吉パターン(何が何でも慶応の付属)】

1月22日 女子は、慶応女子推薦

1月23日 男子は、慶応志木推薦

2月7日 慶応志木一般1次

2月9日 早大本庄一般

2月10日 男子は慶応高校一般1次、女子は慶応女子一般

2月11日 慶応志木一般2次(1次で不合格なら、早大学院)

2月12日 すべり止めで明大中野(男子のみ)、明大明治、青山学院、法政国際など、

2月13日 慶応高校一般2次

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