日東駒専の付属の併願パターン

まず、日東駒専の付属高校が第一志望の人は基本的に推薦入試で入学することをお勧めします。ほぼすべての高校で定員の約半数以上が推薦入試で募集し、一般入試でも単願や併願制度を導入し加点しての合格者や確約されている合格者が混じっています。いわゆるフリーの受験生(何の優遇制度も利用しない真の一般受験生)が合格するのは困難な状況があります。

つまり、日東駒専の付属については偏差値60前後、内申点5教科20もしくは9教科35程度をキープしておくだけでなく、戦略的に各校の受験について理解しておくことが合格への近道です。なお、日程は2021年度の日程を基準に記載しました。2022年度以降の入試については必ず確認してください。

【各校の様子】

日大第一高校(推薦1月22日、一般2月10日)

墨田区にある学校で、両国駅から徒歩5分程度の場所にあります。推薦入試では、推薦基準は5教科20以上が必要です。推薦試験では適性検査があり、応募数によっては不合格者がでます。一般入試では、推薦入試不合格者、および第一志望者(A受験)には加点措置があります。オールフリーの受験生はB受験ということになり、国・数・英で合否が決まりますが、A受験生との差が例年10点以内の差しかありません。そういう意味では、一般受験生にとっては合格しやすい学校かもしれません。一般受験の偏差値は57です。

日本大学第二高校(推薦1月22日、一般2月11日)

杉並区にあり、最寄り駅はJR、地下鉄の荻窪駅の学校です。日大の付属ですが半付属の高校で他大学受験にも力を入れている高校です。推薦入試では、5科20以上で出願することができますが、作文、面接、内申点を点数化し序列化を図って合否を決めますが、ここ数年は不合格者がほぼ出ていません。一般入試ではA受験(第一志望)と推薦入試不合格者には加点されます。フリー受験生はB受験になりますが、A受験とB受験の合格最低点の差が15点から20点あります。B受験での合格がしにくい学校であると思います。偏差値は65です。

日本大学第三高校(1月22日、一般2月10日)

町田市にあり、最寄り駅は京王・小田急の多摩センターや小田急やJRの町田駅等からバスで通学する学校です。推薦入試では、5科22以上の出願基準を満たした人が適性検査と面接で合否が決まります。ほぼ全員合格しています。一般入試ではA受験(第一志望)とB受験(フリー受験)があり、A受験とB受験の合否点数差は30点程あります。B受験の人はかなり合格しずらい学校であると思います。ただ、B受験の倍率は結構・・低いので、むしろA受験が合格しやすい学校と解釈できるかも・・・しれません。偏差値は63です。

日本大学鶴ケ丘高等学校(1月22日、一般2月10日)

杉並区にあり、最寄り駅は京王線の明大前駅から徒歩10分程度で到着します。推薦入試では、特進コースが3科14かつ5科23以上、普通コースが推薦①5科21かつ9科35が出願基準ですが、推薦②が5科20かつ9科34です。特進、推薦①は面接のみ、推薦②は適性検査と面接です。推薦②はかなりの確率で推薦入試を不合格になるのですが、一般入試を受験するとほぼ全員が合格します。一般入試では、まず特進コースの一般受験は内申点5科21以上でないと受験できません。そして併願優遇制度があり、特進5科24、普通5科23が利用の基準です。ほぼ全員合格します。つまり一般入試には、併願優遇と推薦入試不合格者が混じっていてその人たちがまず合格者の席を奪います。よってフリーの一般受験生は厳しいかと・・・というと・・・普通コースは決してそうでもなく、倍率は低いです。ちなみに、推薦入試か一般入試のどこかにスポーツ推薦が混じっていると思われますが、詳細は非公表なのでわかりません。偏差値は特進66、普通59です。

日本大学櫻丘高等学校(推薦1月22日、一般2月10日、2月12日)

世田谷区にあり、京王線の下高井戸駅、桜上水駅から徒歩10分です。推薦入試では、特進コース5科22(都内生、都外は23)、総進コース5科20以上(都内生、都外は21)で出願でき、面接のみで合否がきまります。推薦入試は原則全員合格です。一般入試では、併願優遇制度があり、特進コースは5科23、総合進学コースは5科22(都内生、都外は23)で理由できます。また、一般入試には単願制度もあり、2月10日に受験をします。フリー受験と単願受験の合格最低点の差は2021年度入試では12点の差がありました。そんなに大きな差ではないので、フリー受験もしやすいと思いますが、2月12日の日程は、単願制度はありません。しかし、2月12日の入試の方が合格最低点および倍率も高いので、フリー受験者も2月10の方が若干合格しやすいのではないかと想像しますが・・・。2月10日に併願優遇制度利用者がどの程度混じっているかが分かれ目になると思いますが・・・。偏差値は59です。

日本大学豊山高校(推薦1月22日、一般2月12日)

文京区にあり、地下鉄の護国寺駅から徒歩1分程度で到着する学校です。推薦入試には、推薦と特別推薦があります。推薦基準は3科13または5科20以上です。また、特別推薦には学業とスポーツがあり、学業は5科16以上、スポーツは平均でオール3程度という基準があります。推薦は面接のみで合否が決まりますが、特別推薦(学業)は適性検査を行います。特別推薦(学業)については不合格者が相当数でます。一般入試では、併願優遇制度があり、5科22以上で利用可能です。併願者は、ほぼ全員合格と思われます。特別推薦(学業)は推薦入試で不合格になった場合、一般入試を再受験する場合は配慮されて合否が決定されるそうですが、配慮の中身は公表されていませんが、配慮して不合格になる受験生は相当数出ているようです。フリーの受験生は・・・合格最低点が公表されていることから、当日7割以上の得点を取れば合格することができると思われますが、なんとも・・・とにもかくにも不合格者の多く出る一般受験です。偏差値は55です。

日本大学豊山女子高校(推薦A推薦1月22日B推薦1月22日または23日、一般2月10日、2月14日)

板橋区にある学校で、最寄り駅は東武線の上板橋駅、地下鉄の志村三丁目駅から徒歩15分程度で到着することができる学校です。この学校の推薦入試は、A推薦(第一志望)とB推薦(併願)があり、A推薦基準は特進5科20、N進学・理数Sは5科20または9科36、スポーツ推薦はオール3です。B推薦基準は、特進5科21、N進学・理数Sは5科21または9科37です。面接のみで決まります。ほぼ全員合格します。一般入試は、第一志望優遇と併願優遇制度があります。第一志望優遇はN進学のみで5科17で利用可能です。併願優遇は特進5科21、N進学は5科21または9科37で利用できます。一般入試において2021年度入試において、N進学においては、併願優遇が合格最低点が一番低く、その点数より12点高い点が第一志望優遇の合格点、さらに24点高い点がフリー受験の合格最低点でした。特進は、2021年度は併願優遇者のみが受験し、全員が合格しました。フリーと優遇者の差はそれなりに大きいですが、倍率は決して高くありません。2月14日の方が・・・少し難しいと思います。偏差値は、A特進61、N進学58、理数S60です。

目黒日本大学高校(推薦1月22日、一般2月10、2月12日)

この学校は目黒区にあります。最寄り駅はJR、地下鉄、東急線の目黒駅で、徒歩5分程度の場所にあります。この学校は、特進クラス、N進学クラス、芸能クラス、スポーツクラスがあります。推薦入試では、特進が3科13または5科21、N進学が3科12または5科20、芸能が3科12または5科20または9科35、スポーツが3科11または5科19または9科35で出願することができます。適性検査と面接があります。原則全員合格です。一般入試では、併願優遇制度があり、特進3科14または5科22、N進学3科13または5科21、芸能3科13または5科21または9科36、スポーツ3科12または5科20または9科36で利用することができます。併願優遇者は原則合格です。フリーの受験は特進やN進学では高倍率です。4から5倍の倍率を覚悟した方がいいです。一般融資は2月12日の方が高倍率であると予想されます。偏差値は特進60、N進学57、芸能57、スポーツ55です。

東洋大学京北高等学校(推薦1月22日、一般2月10日、2月11日)

文京区にある学校で、地下鉄の白山駅から徒歩5分程度の場所にある学校です。推薦入試では、出願基準5科21で適性検査で合否が決まります。原則全員合格です。一般入試では、併願優遇制度があります。5科23以上で利用することができます。ほぼ全員合格しています。フリー受験の場合は、かなり合格率が下がります。ただ、当日6割の得点を獲得すれば合格することが可能であると思いますので、過去問題を解いて十分にとれるようであれば、そんなに気にする必要はないかと思います。偏差値60です。

駒澤大学高等学校(推薦1月22日、併願優遇1月23日、2月10、2月13、一般2月10日)

世田谷区にある学校で、東急線の桜新町駅から徒歩15分程度で到着する学校です。推薦入試では、5科20かつ9科34で出願することができます。小論文と面接で合否が決まり、原則全員合格です。一般入試では、併願優遇制度があり、5科20かつ9科38以上で出願可能です。論文と面接で合否が決まります。原則全員合格です。一般入試では、国・数・英と面接が行われます。第一志望優遇制度があり、具体的な点数は不明ですが、当日の点数に加点されて合否が決まります。一般受験は倍率が3倍程度あり、フリー受験者には厳しい倍率ですが、当日7割程度の得点を獲得すれば合格することは可能だと思われます。偏差値は60です。

専修大学附属高等学校(推薦1月22日、一般2月10日)

杉並区にある学校です。京王線の代田橋駅から徒歩15分程度の場所にあります。推薦入試では、男子5科20かつ9科34、女子5科20かつ9科35で出願することができ、作文と面接で合否が決まります。原則全員合格です。一般入試では、併願優遇制度と第一志望優遇制度があります。併願優遇は男子5科21かつ9科38、女子5科21かつ9科39で利用可能です。40点加点されると思われます。第一志望制度は20点加点されていると思われます。フリーの受験者は加点がない分合格はきついと思われますが、当日7割の得点をとることが可能であれば気にすることはありませんが、できるだけ制度を利用したいところです。偏差値は60です。

【併願パターン】

・1月22日

以下11校すべて推薦入試、日大一、日大二、日大三、日大鶴ケ丘、日大櫻丘、日大豊山、日大豊山女子(A推薦)、目黒日大、東洋大京北、駒大高校、専大附属

駒大高校の併願優遇入試

・1月23日

日大豊山女子(B推薦)

2月10日

日大一、日大三、日大鶴ケ丘、日大櫻丘(第一志望はこの日のみ)、日大豊山女子(第一志望はこの日のみ)、目黒日大、東洋大京北、駒大高校、専大附属

・2月11日

日大二、東洋大京北

・2月12日

日大櫻丘、日大豊山、目黒日大

・2月13日

駒大高校(併願優遇のみ)

・2月14日

日大豊山女子

偏差値60未満で内申点も少ない人のパターン

1月22日 男子は日大豊山の特別推薦 女子は日大豊山女子の推薦

2月10日 日大一高のA受験もしくは女子は日大豊山女子を第一志望で受験

2月11日 すべり止めで東海大菅生高校か大東文化一高あたりを受験

2月12日 男子は日大豊山の一般入試、女子はダメ元で日大桜丘か目黒日大を受験

偏差値60未満で、とにかく日東駒専の付属という人

1月6日  佐野日大の推薦もしくは佐野日大の一般

1月9日  岩瀬日大の推薦、東洋大牛久の推薦

1月15日 東洋大牛久の一般

1月16日 岩瀬日大の一般

1月22日 日大明誠の推薦

2月2日  日大明誠の一般

2月10日 日大一高のA受験もしくは駒大高校の第一志望受験か専大附属の第一志望受験、女子は日大豊山女子の第一志望受験

2月11日 ダメ元で東洋大京北

2月12日 男子は日大豊山一般受験、女子はダメもとで日大櫻丘か目黒日大

2月15日 日大明誠一般B日程(若干名しか合格出ない厳しい入試です。)

岩瀬日本大学が3月中に2次募集をすることがあります。要チェックです。


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