東京都には国立大学の付属高校及び中等教育学校が8校あります。人口の一番多い東京都なので国立大学の付属高校の数も多いです。

では、そんな国立大学附属高校及び中等教育学校について、お伝えします。
〇東京大学教育学部附属中等教育学校
中野区にある東京大学の付属学校。共学校。最寄り駅は中野新橋駅。東大への優先入学制度はありません。偏差値で50代前半から中盤で合格することが可能です。双生児の教育についての研究が有名なので、入学試験で双生児の枠を別枠で設けて募集しています。卒業後の進路先もまちまちです。本当に研究のための学校です。この学校の運動部と対外試合をする場合、例えばバスケットボールなどで、双生児がたくさんいるので、マンツーマンディフェンスを行うと、似た雰囲気の子供が複数いて、ディフェンスを行う際に混乱するので要注意。中等教育学校なので中学入試のみ。
〇筑波大学附属高等学校
文京区にある筑波大学の付属高校。最寄り駅は茗荷谷駅。共学校です。この高校は内部進学している人が相当数います。入学の機会は、小学校、中学校、高等学校と豊富にああります。そのため生徒の学力差も大きいです。高校入試での合格は高偏差値と対策が必要です。なぜ、茨城県のつくば市の大学の付属が東京都にあるかというと、筑波大学は元々東京教育大学だったため、その頃のなごりで東京都にあります。東大をはじめ難関大学へ合格者を輩出していますが、学校では特別な受験指導はしません。野村萬斎や檀ふみ、元COCOのはねだえりかが出身者です。
〇筑波大学附属駒場高等学校
世田谷区にある筑波大学の付属高校です。最寄り駅は駒場東大前駅。男子校です。中学校と高校が設置してあるので、入学の機会は、中学校、高等学校の2回です。東京大学へ多くの合格者を輩出していますが、学校では特別な受験対策は行っていません。自由な校風で有名です。演出家の野田秀樹が出身者です。
〇東京学芸大学附属高校
世田谷区にある東京学芸大学の付属高校です。最寄り駅は東急線の学芸大学駅です。付属の小学校、中学校が竹早、世田谷、小金井、大泉(国際教育に特科)にあります。そしてこの高校の生徒は、竹早、世田谷、小金井の3校から内部推薦で入学してくる(半数から3分の1程度)生徒と高校入試を経て入学してくる生徒で構成されています。東大をはじめ難関大学へ合格しているますが、学校では特別な受験指導は行いません。マッスル北村、オリラジの中田、エジプト考古学で有名な吉村作治がOBです。
〇東京学芸大学附属国際中等教育学校
練馬区にある東京学芸大学の付属学校です。最寄り駅は西武線の大泉学園駅。付属の大泉小学校からの推薦入学及び中学入試を経て入学してくる生徒で構成されています。教育内容が帰国子女等を中心とした国際教育です。
〇お茶の水女子大学附属高等学校
文京区にあるお茶の水女子大学の付属高校です。最寄り駅は茗荷谷駅もしくは護国寺駅です。女子高です。幼稚園から大学までの総合学園です。大学へは一部(10名程度)優先入学することができます。入学の機会は、各校種毎に設けられています。高校入試は高偏差値と対策が必要です。映画翻訳で有名な戸田奈津子がOGです。
〇東京工業大学附属科学技術高等学校
港区にある東京工業大学の付属高校です。最寄り駅は田町駅です。以前までは工業高校でしたが、科学技術高校へに変わり、そのころから入学試験が難化しました。東京工業大学へ一部の生徒が内部推薦できていましたが、制度が廃止されたので、今後は易化することが予想されます。数年後は平成初期の偏差値60程度まで落ちることが予想されます。
〇東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校
台東区にある東京芸術大学の付属高校です。最寄り駅は上野駅です。音楽高校なので、入学試験に音楽実技のテストがあります。合格には偏差値60以上の学力と高い音楽実技力が求められます。東京芸術大学へ一部優先入学する生徒がいます。