東京から通学できるお得な大学付属校

大学付属高校の中には、東京都にはないけど、東京都民も通えそうな高校があります。今回は、主にお得感満載の穴場の東京都が通える東京都以外の付属高校をご紹介します。ちなみに、東京から地方への通学電車はほぼ座れますよ。

●日本大学明誠高等学校　(山梨県)

中央線の上野原駅から歩いて２０分弱のところにある学校です。日本大学に６～７割の生徒が進学します。この学校の所在地は山梨県ですが、在籍生徒の７割が東京都民です。なぜなら、上野原駅は、高尾駅から３つ目の駅でおよそ２０分程度で到着します。大月行きの直通なら、乗り換えなしで新宿から１時間程度で上野原駅まで到着します。そして、何よりこの学校へは偏差値５０代前半で合格することが可能です。推薦入試の出願基準もオール３に毛が生えた程度です。都内や神奈川県、千葉県の日大の付属でそんな学力で入学できる学校はありません。ぜひ、ご検討をしてみてください。ただ、あまり他言すると、偏差値が上昇します。現在は東京の多摩地域、特に八王子市中心に、この学校の存在や情報は伝わっていますが、２３区には蔓延していません。

●　東海大学付属浦安高等学校中等部　(千葉県)

ここは東海大学付属浦安高校に全員入学が保証された中学校です。京葉線の舞浜駅（ディズニーランドのある駅、新木場から１０分程度）から徒歩圏内にある学校です。京葉線は、東京駅や八丁堀、新木場などから乗り継げますので、東京都からも十分通学可能です。なんとこの中学校ですが、１月や２月に行わる一般的な中学入試の他に、１２月あたりに推薦入学試験という名の第一志望の青田刈り試験が行われ、この推薦入試は、それなりに公立小学校で勉強ができている児童ならたいてい合格できる難易度なのです。詳しくは受験情報誌などをお調べください。はっきり言って、中学入試偏差値が４０以下でも合格可能です。しかし、東海大浦安高校に高校から入学するには偏差値５５から６０はないと合格できませんので、なんとお得なことかと驚きます。たぶんうちの子は・・とお悩みの保護者のみなさん、たぶん私は・・とお悩みの児童のみなさん。ぜひ検討してみてください。

●　東海大学付属市原望洋高等学校　(千葉県)

ここは千葉県の五井駅にある高校です。「五井」そんな駅知らないよという都民の方も多いかもしれませんが、千葉駅から１５分程度のところにある駅です。東京都の東側に住んでいる人なら６０分から９０分程度で着きます。なぜここをお勧めするかと言えば、東海大学へ希望者のほぼ全員が推薦されている学校にも関わらず、偏差値が５０代前半で合格することが可能だからです。はっきり言って、東海大に行きたいなら、東海大菅生に入るよりここに入ったほうが確実です。通学時間さえ我慢することで、確実に東海大学への進学権利を偏差値５０代前半の中学生が手にすることが可能なのです。

●東洋大学附属牛久高等学校　(茨城県)

常磐線の牛久駅からバスで行く学校です。(歩くと２０分はかかります。)牛久駅へは上野駅から６０分程度で到着します。特に東京都の東部に住んでいる人におすすめです。なぜここをすすめるかと言えば、京北高校が東洋大学の付属になるまで、ここが東日本唯一の東洋大学の付属高校であり、東洋大学への優先入学の枠が長年安定して与えられている学校だからです。はっきり言って希望すれば、ほぼ東洋大学へは行けます。そして、この高校への合格は偏差値５５程度で可能です。おそらく、偏差値５５では文京区にある今の東洋大学京北への合格は厳しいでしょう。もちろん都内や首都圏にある日東駒専の付属高校への合格も厳しいでしょう。そうした意味で、この学校は少し遠いですが、都内の中学生にとってまちがいなくお得です。

●大妻嵐山高等学校　(埼玉県)

大妻女子大学の付属高校。大妻女子大学以外の大学への進学も多く、大妻への権利を持ったまま他大学を挑戦することができます。他の大妻の付属が中高一貫教育ですが、都内の大妻、大妻中野、大妻多摩に入学するには中学校からでなくてはならないが、ここは高校からも募集している学校です。最寄り駅は東武線の武蔵嵐山駅。池袋から１時間程度で到着します。武蔵嵐山駅からは徒歩で１５分程度。池袋周辺の２３区民は十分に通学可能です。他の都内にある大妻の付属が高校募集していた際は、偏差値６０は絶対にくだらないレベルを保っていたのに、ここは特別のコースでなければ、偏差値５５程度で合格できるのもお得感満載の理由の一つです。