早稲田大学高等学院(学院)と早稲田大学系属早稲田実業学校(早実)と呼ばれるこの2校・・どちらも卒業生の多くが早稲田大学へ進学する学校なのですが、どっちに進学するのがお得かについて独断と偏見で検討してみました。

比較の観点は「早稲田大学難易度の高い学部への進学」「高校での青春謳歌できる具合」「入学のしやすさ」「その他」で検討しました。
観点1 早稲田大学難易度の高い学部への進学
これは圧倒的に学院が有利です。特に、政治経済学部や法学部についてはかなり有利です。また、学院で下位でも商学部や教育学部への進学はできますが、早実では中位までに入っていないと、商学部や教育学部への進学は厳しいです。しかし、ここ数年少しずつ学院と早実の進学学部の差は狭まりつつあります。かつては、下位は早実から早大に推薦されない時代もありました。早実が新宿区から国分寺に移転する直前までは、中位までに入らないと、進学できても社学、二文、人科しか・・という実態がありましたので、最近はかなり早実が進学面で挽回しています。
観点2 高校での青春を謳歌する度合い
何をもって青春を謳歌するかというのは難しいところです。人それぞれ基準がマチマチですが、一般的なところで考えれば、早実が有利かと思います。それは、早実は共学校になりましたら、男女が仲良くクラスメイトとして楽しく勉強やスポーツに・・絵にかいた学園生活ができるでしょう。また早実は運動部が全国レベルの活躍をしていますので、甲子園へ母校を応援しに行くなんていう思い出も作れることと思います。
観点3 入学のしやすさ
これについては、かつては圧倒的に早実が有利でした。(早実への入学があきらかに学院よりも簡単な時代がありました。学院のすべり止めという位置づけもありました。)が、現在は若干早実の方が入学しやすいかな・・くらいに変わりました。中学と高校からの入学については、ほぼ同じです。まあ早実はスポーツ文化推薦がありますが、これもこれで結構厳しい争いがありますので、けっして簡単ではありません。ただ、早実は小学校がありますので小学校から入学する手段(これはこれで争いがあるようですが、どんな争いかはわかりませんが・・)があることなど、入学の機会が幅広いことを考えるとやや入学しやすいという考え方ができるかと思います。ちなみに小学校からの入学者は有名人の子供もけっこう多いようです。
観点4 その他
学院のOBには、フジテレビの軽部真一や露木茂などアナウンサー、元都知事の放送作家の青島幸男や俳優のウイルスミスなどなど、実業のOBには世界のホームラン王の王選手やアイドル投手の荒木選手にハンカチ王子、テレビ業界で活躍のテリー伊藤に音楽業界で活躍の小室哲哉などなど両校ともバラエティーに富んでいます。
ということで、上記の観点で検討するとお得なのはちょっとだけ早実かな。でも、もし私だったら・・やっぱ学院かなという感じです。以上です。