24年度の東洋・駒澤・専修の付属

5月も下旬になりましたね。いかがおすごしでしょうか。

さて、東洋大学、駒澤大学、専修大学の付属高校は、東京には3つあります。関東圏で言うと、東洋と専修にさらに各々1つずつありますので、5校あるということになります。ただ、親大学違いはもとより、付属高校の中身も結構違うので、この時期に一回整理して、受験校選びの参考にしてください。

【東洋大学の付属高校】

〇東洋大学京北高校(東京都文京区)

この学校は東洋大学へ半数程度が推薦入学する枠を持つ学校です。学校としては東洋大学の進学だけでなく、国公私立の難関大学への受験を奨励しており、半付属化している学校ということができます。進学実績は年々上昇していますが、成績上位者はMARCH以上の大学へ合格してるようですが、中位から下位については東洋大学への進学にとどまっているようです。また最下位層については東洋大学への進学すらままならないような状況もあるようです。ということで、入学後も自身で努力を重ねないとそれなりの進路は実現しないようです。

〇東洋大学附属牛久高校(茨城県牛久市)

常磐線で上野駅から60分程の場所にあります。東京都の東部地域の人々なら通学可能です。さて、この学校は例年5~6割程度の卒業生が東洋大学に推薦入学しています。ちなみに京北高校より大学への推薦枠は多いようですが、正直言って、成績上位者はMARCH以上の大学へ進学しているようです。中位から下位の生徒が東洋大学へ進学しているようです。また最下位層は東洋大学への進学もままならない状況だそうです。ということで、普通にしていれば東洋大学への進学は可能で、人によってはそれ以上の大学への進学もでき、人によっては・・・という感じだそうです。

【駒澤大学の付属高校】

〇駒澤大学高等学校(東京都世田谷区)

かつては世田谷学園が駒澤の準付属高校でしたが、現在は実質、世田谷にある駒澤大学高等学校だけが関東圏での付属高校です。この学校は卒業生の7割が駒澤大学に進学しています。駒澤大学は文系の学部しかないので、理系大学に進学したい人は自動的に他大学受験をせざる負えないことになります。ただ、この高校は例年3割程度の他大受験生がおり、最近ではMARCH以上の合格者も増えてきています。少しずつ半付属への道を踏み出しつつあるので、今後様子を見ていきたいと思っています。

【専修大学の付属高校】

〇専修大学附属高校(東京都杉並区)

この高校は卒業生の9割以上が専修大学に進学します。他大学受験生は1クラス程度しかいません。選抜の試験を経て他大学クラスに許可された生徒は別校舎で指導を受け受験に臨むそうです。ということで、基本的には卒業生を専修大学へ進学させることを目標に指導をおこなっている高校ということが言えましょう。ちなみに専修大学は文系のみの大学ですので、理系志望者は系列の石巻専修大学への進学か、他大学受験をするしかありません。

〇専修大学松戸高等学校(千葉県松戸市)

この高校は、卒業生の2割弱しか専修大学には進学しません。かつてはもう少し多かったのですが、中学校を創設し大学受験への準備などの制度が整ってくる中で、現在のように、ほとんどの卒業生が他大学を受験する高校となってしましました。また、スポーツ推薦もやっており、野球部やラグビー部や陸上部や相撲部などが全国レベルで活躍しています。ですから、ここの入学を希望する人は他大学受験をする意気込みか、運動部でバリバリ活躍する体力と技術が求められるのかもしません・・・。

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